ゲーミングPCのSSDは1TBと2TBどっち?ゲーム容量から選び方を解説

SSD・ストレージ
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ゲーミングPCを買うとき、SSDを1TBのままにするか、2TBに変更するかで迷う人もいるでしょう

この記事では、「1TBならゲーム何本」のような固定の本数では判断しません。代わりに、遊びたいゲームの公式必要容量を合計して考える方法で解説します。

※この記事のゲーム容量は2026年9月24日、BTO価格は2026年9月28日に確認した情報です。

結論|1TBで足りる人・2TBを検討したい人

1TBでも、ゲームの組み合わせによっては複数のタイトルを保持できます。一方で、大容量ゲームをたくさん残しておきたい人や、削除と再インストールを減らしたい人には、2TBの価値が高くなります。

選び方向いている人
1TBのまま同時に残したいゲームの合計容量が大きくなりすぎない/遊ばなくなったゲームを削除できる
最初から2TB大容量ゲームを多数残したい/後から増設する作業を避けたい
1TBで購入して後から増設必要になった時点で容量を追加したい/購入するPCに増設の余地があることを確認できる

判断の手順はシンプルです。

  1. 遊びたいゲームの公式必要容量を確認する
  2. 同時に残しておきたいゲームの容量を合計する
  3. Windowsやほかのアプリ、アップデート分も必要になることを踏まえて、1TBで余裕があるか考える
  4. 「1TBのまま」「最初から2TB」「後から増設」の3つから選ぶ

「ゲームが何本なら2TB」という決め方ができない理由は、このあと実際のゲーム容量を使って説明します。

1TBと2TBでは容量がどれくらい違う?

製品表記とPC上の表示は数値が違って見えることがある

SSDの「1TB」「2TB」は、メーカーが10進法で表記したものです。1GB=1000×1000×1000バイトとして数えています。

BTOメーカーの仕様表にも、この換算で表記していることと、1024の3乗で換算する場合より実際の値は小さくなることが注記されています。

一方、1024を基準にした2進法の単位(GiB)で換算すると、次のようになります。

製品表記(10進法)バイト数2進法の単位で換算した値
1TB1,000,000,000,000約931.32GiB
2TB2,000,000,000,000約1,862.65GiB

計算式は次のとおりです。

  • 1TB:10¹² ÷ 2³⁰ ≒ 931.32GiB
  • 2TB:2×10¹² ÷ 2³⁰ ≒ 1,862.65GiB

この単位の違いにより、PC上では製品表記の1TB・2TBより小さい数字で表示されることがあります。

これは容量そのものが減っているわけではありません。数え方(単位の換算)の違いによるものです。

Windows 11の「64GB以上」はOSの使用量ではない

Windows 11の最小システム要件には、「64GB以上のストレージデバイス」と書かれています。

これは「64GB以上のドライブが必要」という意味です。「Windowsが64GBを使う」という意味ではありません。

Windowsが実際に何GB使うかは、環境や更新状況によって変わります。そのため、この記事では「OSで○GB使う」という固定値は使いません。

ただし、SSDにはゲームだけでなく、Windowsやほかのアプリも入ります。ゲーム容量を考えるときは、その分の余裕も必要だと考えておきましょう。

実際のゲーム容量を合計するとどのくらいになる?

ここがこの記事でいちばん重要な部分です。

公式ページに記載された必要容量

人気タイトルのPC版について、公式ページに記載された必要容量を確認しました(2026年9月24日時点)。

ゲーム公式必要容量公式ページの表記
Cyberpunk 207770GB70GB SSD(SSD必須)
Apex Legends75GB75GB available space
Counter-Strike 285GB85GB available space
Monster Hunter Wilds75GB75GB available space(SSD必須)
Baldur’s Gate 3150GB150GB available space
FINAL FANTASY XVI170GB170GB available space(SSD必須)
Red Dead Redemption 2150GBHDD:150GB
ELDEN RING60GBハードディスク容量 60GB以上
Street Fighter 660GB60GB available space

表の数値について

  • 公式ページに記載された「必要容量」や「必要空き容量」です。実際のインストールサイズと同じとは限りません。
  • 表記方法はゲームごとに違います。

アップデートによる変化

  • Street Fighter 6の公式ページには、アップデートのたびに追加の容量が必要になると書かれています。
  • Red Dead Redemption 2の公式サポートには、DLCやプログラムの変更によって要件が変わると書かれています。

Monster Hunter Wildsについて

  • 無料の高解像度テクスチャパックのページにも「75GBの空き容量」と記載されています。
  • この記事では本編の75GBで計算しています。

購入前には、遊びたいゲームの公式ページで最新の必要容量を確認してください。

遊び方ごとの組み合わせ例

これらを組み合わせて、単純に合計してみます。

パターンゲームと公式必要容量合計
A:対戦系中心Apex Legends 75GB + Counter-Strike 2 85GB + Street Fighter 6 60GB220GB
B:人気タイトル4本Cyberpunk 2077 70GB + Apex Legends 75GB + Counter-Strike 2 85GB + Monster Hunter Wilds 75GB305GB
C:複数ジャンルApex Legends 75GB + Monster Hunter Wilds 75GB + ELDEN RING 60GB + Baldur’s Gate 3 150GB + Street Fighter 6 60GB420GB
D:大作RPG・オープンワールド中心Cyberpunk 2077 70GB + Baldur’s Gate 3 150GB + FINAL FANTASY XVI 170GB + Red Dead Redemption 2 150GB540GB
E:上の9タイトルすべて9タイトルの合計895GB

この合計に含めていないもの

  • Windows
  • ほかのアプリ
  • 写真や動画などのユーザーデータ
  • アップデート時に必要になる可能性のある容量

残量計算をしない理由

ゲームの公式ページの「GB」と、PC上で表示される容量を厳密に同じ単位として比べられるかは確認できていません。

そのため、「あと何GB入る」という細かい残量計算はしません。

表からわかること

本数が近くても合計容量は大きく違う

Aは3本で220GB、Dは4本で540GBです。

本数は1本しか違わなくても、合計容量には2倍以上の差があります。

3〜5本の例では合計は220GB〜540GB

今回のA〜Dの組み合わせでは、公式必要容量の単純合計は220GB〜540GBでした。

大容量タイトルを残し続けると余裕は小さくなる

9タイトルをすべて残すEでは、合計は895GBになります。

WindowsやほかのデータもSSDに入ることを考えると、1TBという容量に対する余裕は小さくなっていきます。

つまり、「大型ゲーム○本なら2TB」とは一律に決められません。どのゲームを、いくつ同時に残しておきたいかによって答えが変わります。

自分の場合を計算する方法

  1. これから遊びたいゲームを書き出す
  2. 各ゲームの公式ページ(Steamの「システム要件」など)で必要容量を確認する
  3. 同時に入れておきたいゲームの容量を合計する
  4. Windowsやほかのアプリ、アップデート分にも容量が必要なことを踏まえて、1TBで余裕があるか考える

合計が1TBに近づくようなら、2TBや後からの増設を検討する価値があります。

1TBが向いているのはこんな人

次のような人は、1TBのままでも運用しやすいと考えられます。

  • ゲームの合計容量に余裕を持たせられる人:遊びたいゲームの公式必要容量を合計しても、ほかのデータを保存する余地を残せる場合です。
  • 遊ばなくなったゲームを削除できる人:クリアしたゲームや、しばらく遊んでいないゲームを消して容量を空けられるなら、入れ替えながら使うこともできます。
  • 必要になったら増設する選択肢を取れる人:購入するPCに増設の余地があり、保証条件も確認できているなら、まず1TBで始める選択もあります。
  • ゲーム以外の大きなデータを大量に保存する予定がない人:録画した動画などを大量に保存しないなら、SSDの容量をゲーム中心に使えます。

2TBを検討したいのはこんな人

次のような人は、最初から2TBにする価値が高くなります。

  • 大容量ゲームを多数残しておきたい人:公式必要容量が150GB以上のタイトルもあり、こうしたゲームを複数残すと合計容量は大きくなります。
  • 削除と再インストールをなるべく減らしたい人:遊ぶたびにゲームを入れ直すと、ダウンロードの時間や手間がかかります。
  • ゲーム以外にも大きなデータを保存する人:録画、動画編集、写真などを同じSSDに置く予定がある場合です。
  • 後から増設する作業を避けたい人:PCの中を開ける作業や、保証条件の確認をしたくない場合は、最初から容量を確保しておく方が手間は少なくなります。

最初から2TBにするか、1TB+後から増設するか

選択肢は「1TBか2TBか」の2つだけではありません。「1TBで購入して、必要になったら増設する」という方法もあります。

比較項目1TBのまま最初から2TB1TBで購入して後から増設
初期費用追加費用なし(1TB標準モデルの場合)カスタマイズ費用がかかる購入時には増設SSDの費用が発生しない
容量の余裕保存するゲームやその他のデータ量による1TBより余裕を確保しやすい増設後に余裕が増える
後からの作業容量が足りなくなった場合はゲームの整理などが必要基本的に少ないSSDの取り付けや設定が必要
増設性の確認将来増設する可能性があるなら確認しておく購入時の重要度は低め購入前に確認が必要
保証の確認増設しないなら影響なし購入時のカスタマイズなので自分で作業しない増設前にメーカーの保証規定の確認が必要

BTOのカスタマイズ価格はモデルごとに違う

BTOパソコンでは、注文時にSSD容量を変更できるモデルがあります。ただし、追加料金はモデルや時期によって違います。

具体例として、BTOメーカー3社のカスタマイズ価格を比較します。

メーカー確認モデル標準SSD1TB2TB1TB→2TBの差額
ドスパラGALLERIA XPR7M-R57T-GD500GB Gen4+19,000円+55,000円36,000円
OZ GAMINGP30 Ryzen 7 5700X / RTX 5060500GB Gen3+17,000円(Gen4)+36,000円(Gen4)19,000円
SycomG-Master Velox III AMD Edition1TB P310 Gen4標準+17,160円(P310)17,160円

今回確認した3モデルでは、1TBから2TBへ変更する際の差額は17,160円~36,000円でした。ただし、追加料金はメーカーやモデル、選択するSSDの製品・規格によって異なります。

この価格例の注意点

  • 価格は2026年9月28日に各社の公式サイトで確認したものです。追加料金はメーカー・モデル・時期によって変わります。
  • OZ GAMINGの確認モデルは、標準500GBがGen3、1TBと2TBがGen4のSSDです。そのため、単純な容量だけの価格差ではありません。
  • Sycomは同じ2TBでもSSD製品によって価格が異なります。表ではCrucial P310 2TBを選んだ場合の+17,160円を掲載しています。
  • キャンペーンや構成変更によって、価格が変わる可能性があります。

実際に購入するときは、各メーカーの最新のカスタマイズ画面で価格を確認し、カートで最終的な支払額も確認してください。

今回確認したOZ GAMINGのP30モデルでは、500GB・1TB・2TBからSSD容量を選択できました。これからゲーミングPCを購入する場合は、実際のカスタマイズ画面で現在の価格差を確認してから容量を決めると判断しやすくなります。

OZ GAMINGでこのモデルの最新構成・価格を確認する

後からSSDを増設するなら購入前に確認すること

「1TBで購入して後から増設する」つもりなら、購入前の確認が大切です。すべてのゲーミングPCで、後からSSDを増設できるとは限りません。

M.2スロットの空き

BTOパソコンには、「M.2」という規格のSSD(M.2 SSD)を搭載したモデルがあります。

M.2 SSDを増設する場合は、マザーボードのM.2スロットに空きがあるかを確認する必要があります。

BTOメーカーの仕様表では、「M.2:Key M(Type2280)×1(空き0)」のように、空きスロットがないと記載されたモデル例もありました。

購入前に、製品ページの仕様表で次を確認してください。

  • M.2スロットの数
  • そのうち空いているスロットの数
  • 2.5インチベイの空き(SATA接続のSSDを使う場合)

対応規格

増設するSSDは、PC側の規格に合っている必要があります。

仕様表では、M.2の形状(例:Type2280)や接続方式(NVMe、PCIeの世代など)を確認しましょう。

また、搭載するビデオカードや拡張カードによってはストレージを増設できない場合がある、と仕様表で注記しているメーカーもあります。

メーカーの保証条件

自分でSSDを増設した場合の保証の扱いは、メーカーによって違います。

メーカー公式情報で確認できた内容
ドスパラ増設・交換作業や増設したパーツが原因の不具合は、保証対象外になる場合がある
マウスコンピューター分解・改造などによる故障や、増設部品の接触不良による故障などは保証の適用外
FRONTIER販売後に指定工場以外で行われたハードウェアの交換や増設が、保証対象外の事由に挙げられている
パソコン工房自分で増設した際の破損や、増設パーツが原因の故障は保証対象外

「増設したら必ず保証がなくなる」とは一律に言えません。ただし、条件はメーカーごとに違います。増設する前に、購入したメーカーの保証規定を確認してください。

500GB・1TB・2TBで迷っている場合

500GBも選択肢に入っている場合は、まず500GBと1TBの違いを確認しておくと判断しやすくなります。

この記事で紹介したとおり、公式必要容量が150GB以上のゲームもあります。遊びたいゲームの合計容量によっては、500GBではゲームの入れ替えが必要になる場面が出てくる可能性があります。

500GBと1TBの比較は、こちらの記事で詳しく解説しています。

→ ゲーミングPC SSDは500GBと1TBどっち?後悔しない容量の選び方

よくある質問

Q. ゲーミングPCは1TBで足りますか?

遊びたいゲームの組み合わせによります。

今回の3〜5タイトルの例では、公式必要容量の単純合計は220GB〜540GBでした。一方で、大容量タイトルを多数残し続けると、1TBに対する余裕は小さくなっていきます。

まずは遊びたいゲームの公式必要容量を合計してみてください。

Q. 2TBを選ぶべきなのはどんな人ですか?

次のような人は、2TBを検討する価値があります。

  • 大容量ゲームを多数残しておきたい人
  • 削除と再インストールを減らしたい人
  • ゲーム以外の大きなデータも保存する人
  • 後から増設する作業を避けたい人

本数だけで決めるのではなく、合計容量と使い方で判断するのがおすすめです。

Q. SSDは後から増設できますか?

PCによります。

購入前に仕様表で、M.2スロットに空きがあるかと対応規格を確認してください。空きスロットがないモデルもあります。

また、自分で増設した場合の保証の扱いはメーカーごとに違うため、保証規定の確認も必要です。

Q. ゲームを削除すれば1TBでも使えますか?

遊ばなくなったゲームを削除して入れ替える運用なら、容量を空けながら使えます。

ただし、再び遊ぶときには再ダウンロードが必要です。セーブデータの扱いはゲームによって違う場合があるため、削除前に確認しておくと安心です。

まとめ|ゲーム本数ではなく必要容量を合計して決めよう

SSDを1TBにするか2TBにするかは、「ゲームが何本入るか」ではなく、遊びたいゲームの公式必要容量を合計して考えるのがおすすめです。

  1. 遊びたいゲームの公式必要容量を確認する
  2. 同時に残したいゲームの容量を合計する
  3. Windowsやアプリ、アップデート分の余裕も考える
  4. 「1TBのまま」「最初から2TB」「1TBで購入して後から増設」から選ぶ

後から増設するなら、購入前にM.2の空きスロットと保証条件を確認しましょう。

2TBへのカスタマイズ価格はモデルや時期によって違うため、購入するモデルのカスタマイズ画面で確認してください。

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