結論:500GBでも使えるが、余裕を持つなら1TB
ゲーミングPCのSSD容量は、遊ぶゲームを絞るなら500GBも選択肢になります。一方、複数のゲームを削除せずに残したい場合や、今後ゲームを追加していくなら1TBの方が容量に余裕を持たせやすくなります。
「ゲーミングPCなら絶対に1TB必要」というわけではありません。
重要なのは、自分が遊びたいゲームにどれくらいの空き容量が必要なのかを確認して、OSやアプリなどで使用する容量も考慮することです。
この記事では、実際のゲームの公式システム要件を使って、500GBと1TBでどの程度違うのかを見ていきます。
500GBと1TBで実際に使える容量はどれくらい違う?
まず注意したいのが、SSDの商品に記載されている「500GB」「1TB」という数字と、Windows上で表示される容量には差があることです。
メーカーは一般的に10進法で容量を表記しますが、Windowsでは容量の計算方法が異なるためです。
目安としては、
| SSDの表記容量 | Windows上で認識される容量の目安 |
|---|---|
| 500GB | 約465GiB |
| 1TB | 約931GiB |
となります。
つまり、500GBのSSDを購入しても、Windows上で「500GBすべてを使える」と表示されるわけではありません。
さらに、ここからWindowsやアプリ、ゲーム、アップデートデータなどが容量を使用します。
なお、MicrosoftがWindows 11のシステム要件として示している「64GB以上の記憶装置」は、Windowsが実際に常時64GBを使用するという意味ではありません。
そのため、「500GB-64GB=ゲームに使える容量」と単純計算することはできません。
人気PCゲームはどれくらいの空き容量を要求する?
では、実際のPCゲームにはどれくらいのストレージ容量が必要なのでしょうか。
各ゲームの公式Steamページに記載されているシステム要件を確認すると、以下のようになっています。
| ゲーム | 必要な空き容量 |
|---|---|
| Cyberpunk 2077 | 70GB |
| Apex Legends | 75GB |
| Counter-Strike 2 | 85GB |
| Monster Hunter Wilds | 75GB |
※2026年9月24日時点で各公式Steamページに記載されているシステム要件を確認しています。アップデートなどによって必要容量が変更される可能性があります。
ここで注意したいのは、これらはシステム要件として記載されている「利用可能な空き容量」であり、実際のインストール後の使用容量と必ず一致するわけではないことです。
複数のゲームを入れると何GB必要になる?
先ほどの公式システム要件を単純に合計してみます。
| ゲームの組み合わせ | 必要な空き容量の合計 |
|---|---|
| Apex Legends + Counter-Strike 2 | 160GB |
| Cyberpunk 2077 + Monster Hunter Wilds | 145GB |
| Counter-Strike 2 + Monster Hunter Wilds | 160GB |
| Apex Legends + Cyberpunk 2077 + Counter-Strike 2 | 230GB |
| 4タイトルすべて | 305GB |
4タイトルすべてを合計しても305GBです。
この数字を見ると、500GBのSSDでも、想像しているより複数のゲームを入れられる可能性があることが分かります。
ただし、これはあくまでゲーム側が示している必要な空き容量を合計した数字です。
実際のPCではWindowsや各種アプリ、ゲームのアップデート、スクリーンショット、録画データなどにもストレージを使用します。
そのため、「305GBだから500GBなら必ず余裕がある」と判断することはできません。
すでにSteamを使っている場合は、現在インストールしているゲームの容量を確認しておくと、必要な容量を判断しやすくなります。確認方法は「Steamでゲーム容量を確認する方法」で解説しています。
500GBがおすすめなのはこんな人
500GBは、次のような使い方なら選択肢になります。
- 同時に遊ぶゲームをある程度絞る
- 遊ばなくなったゲームはアンインストールできる
- PC本体の価格をなるべく抑えたい
- 必要になったら後からSSDを増設することも考えている
特に、ゲームを何本もインストールしたままにしない人であれば、500GBでも運用できる可能性があります。
「ゲーミングPCだから500GBでは絶対に足りない」と考えるのではなく、自分が実際に保存しておきたいゲームの容量から判断することが重要です。
1TBがおすすめなのはこんな人
一方、次のような人は1TBを検討しやすくなります。
- 複数のゲームを削除せず残しておきたい
- 今後も新しいゲームを追加する予定がある
- ゲーム以外のファイルもPCに保存する
- 容量を気にしてゲームを整理する手間を減らしたい
- 購入後すぐにSSDを増設したくない
500GBから1TBになると、Windows上で認識される容量の目安も約465GiBから約931GiBへ増えます。
複数のゲームを長期間インストールしておきたい場合は、1TBの方が容量に余裕を持たせやすくなります。
BTOパソコンは500GBから1TBに変更した方がいい?
BTOゲーミングPCでは、標準SSDが500GB程度になっていて、購入時に1TBへ変更できる場合があります。
この場合も、「ゲーミングPCだから必ず1TBに変更する」と考える必要はありません。
まずは、
自分が保存しておきたいゲームの必要容量を合計する
↓
ゲーム以外にも容量を使うことを考える
↓
500GBで足りそうか判断する
という順番で考えると分かりやすくなります。
500GBで足りそうなら、そのまま購入する選択肢もあります。
一方で、複数のゲームを残しておきたい場合や、購入後の容量管理を楽にしたい場合は、最初から1TBを選ぶ方法があります。
また、PCによっては購入後にSSDを増設・交換することも可能です。
そのため、BTO購入時には「500GB→1TBへの変更価格」と「後からSSDを追加する場合」の両方を考えて判断するとよいでしょう。
1TBと2TBで迷っている場合は?
1TBでも足りるか不安な場合は、2TBも候補になります。
ただし、500GBと1TBの比較と同じように、容量が大きいほど無条件に良いというわけではありません。
2TBが必要かどうかも、
- 保存しておきたいゲーム
- それぞれの必要容量
- ゲーム以外に保存するデータ
- 将来的に追加するゲーム
などから判断するのが基本です。
1TBと2TBで迷っている場合は、ゲームの公式必要容量をもとに比較した「ゲーミングPCのSSDは1TBと2TBどっち?」の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
ゲーミングPCは500GBだと少ない?
500GBだから必ず不足するわけではありません。
遊ぶゲームを絞ったり、遊ばなくなったゲームを削除したりする使い方なら、500GBも選択肢になります。
一方で、複数のゲームを長期間残しておきたい場合は、1TBの方が容量に余裕を持たせやすくなります。
500GBにはゲームを何本入れられる?
ゲームによって必要容量が大きく異なるため、「○本入る」と一律には言えません。
本数ではなく、遊びたいゲームの公式システム要件に記載されている必要容量を確認して合計する方が判断しやすくなります。
Windows 11で64GB使うの?
MicrosoftはWindows 11のシステム要件として「64GB以上の記憶装置」を挙げていますが、これは実際のWindowsの使用容量が常に64GBという意味ではありません。
そのため、SSD容量から一律に64GBを引いて計算するのは適切ではありません。
迷ったら500GBと1TBのどちらを選べばいい?
500GBでも、遊ぶゲームを絞れば選択肢になります。
一方で、複数のゲームを削除せず今後も追加していきたい場合は、1TBの方が容量に余裕を持たせやすくなります。
最終的には、遊びたいゲームの公式システム要件にある必要容量の合計に加えて、OSやアプリ、今後追加するゲームなども考えて判断しましょう。
まとめ:ゲームの本数ではなく必要容量から選ぼう
ゲーミングPCのSSDは、500GBでも遊ぶゲームを絞れば選択肢になります。
一方、複数のゲームを削除せず保存したい場合や、今後もゲームを増やす予定なら、1TBの方が容量に余裕を持たせやすくなります。
重要なのは「ゲーミングPCなら○TB必要」と決めつけることではありません。
自分が遊びたいゲームの必要容量を確認し、その合計に加えてOS・アプリ・今後追加するゲームなどを考慮して選ぶのが基本です。

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